新約聖書の歴史書は使徒の働き一巻です。ルカの福音書の続編として、イエス・キリストの昇天後の聖霊降臨と初代教会の誕生・成長・拡大を記します。「エルサレム、ユダヤとサマリヤの全土、地の果てまで」(使徒1:8)福音が伝えられる歴史を含み、教会の起源と使命を示す書です。

記録の背景

  • 著者と連続性 — ルカの福音書を書いた医師ルカがテオフィロに送った第二巻(使徒1:1)で、イエスの昇天後の使徒と初代教会の歴史を続けて記します。
  • 記された時期 — イエス・キリストの昇天(紀元30年頃)後、約30年の教会史を扱い、紀元60〜80年頃に記されました。
  • 歴史的状況 — エルサレム教会の始まり、ユダヤ人と異邦人の連合、ローマ帝国における迫害と拡大、ペテロ(ユダヤ)とパウロ(異邦)の宣教が背景です。

記録の目的

  • 聖霊降臨(使徒2章)と教会の誕生を記し、キリストの体なる教会がどのように始まり建てられたかを示されました。
  • 「エルサレム、ユダヤとサマリヤの全土、地の果てまで、わたしの証人となる」(使徒1:8)。大宣教命令の成就の過程を証されました。
  • 初代教会の礼拝・交わり・伝道・仕えの模範を残し、今日の教会が福音を伝え聖霊のうちに生きるようにする御言葉です。

下の使徒の働きの概要をご覧になり、カードを押して講解音声説教をお聴きいただけます。